【B2Bマーケティングの学校】ミッション・ビジョン・目標・戦略・ドメイン

ビジョン

このコラムでは、ミッション・ビジョン・目標・戦略・ドメインについて解説します

これらはビジネスではよく出てくる言葉ですが、それぞれの意味が似ているようで違うので、わかりにくいかもしれません。

またそれぞれが関係しているのですが、関係性もおさえていきたいと思います。

では始めましょう。

ミッション・ビジョン・目標・戦略・ドメイン完成図

以下の図がミッション・ビジョン・目標・戦略・ドメインをひとつの図にあらわしたものです。

これが完成形と考えてください。

まずそれぞれの言葉の意味を整理しましょう。

できるだけシンプルに言い表すと次のようになります。

  • ミッション ― 会社の存在意義(企業理念といったりします)
  • ビジョン ―  あるべき姿(10年程度先をイメージに目指す会社の将来のあるべき姿)
  • 目標 ― ビジョンに向かう途中の3年から5年程度の目標(数値であることが多い)
  • 戦略 ― 目標、あるべき姿に向かう方法
  • ドメイン ― 活動領域

そのほかにも、これらの会社の基本の考え方にそって、行動指針やバリューを掲げている会社もあります。

会社の基本となる考え方を組み立てよう

大きな樹には太い幹があるように、成長する企業にはしっかりとした考え方があります。ミッションとビジョン、そしてビジョンに向かっていくための方法である戦略があります。

図を使って会社の基本となる考え方を組み立ててみましょう。

  • まず現在(As Is)、会社の今の姿があります。
  • そこからビジョン(あるべき姿)を決めます。10年後の会社がどうなっているべきかを考えて言葉にします。今の会社が「どこに行くのか?」を決めるのです。

たとえば、Googleのビジョンは「To provide access to the world’s information in one click」 (世界中の情報へワンクリックでアクセスできるようにすること)です。

ビジョンを作った時の、あるべき姿への想いは、この言葉にこめられています。
(ソース:https://www.comparably.com/companies/google/mission

  • 次にビジョンへ向かっていく中間のあたりに目標をつくります。ビジョンに向かっていくのですが、10年を目標にするには少し長すぎるので、3年から5年程度で達成する目標を決めます。(目標は売上や利益や顧客数といった数値が多い)

あまり長すぎて先が見通せない目標だと、達成のイメージがしにくいため会社のやる気が高まりません。そのために近すぎず遠すぎない3年から5年程度の目標をきめる会社が多いです。

  • そしてミッションを確認しましょう。ミッションは会社の使命であり、会社はなんでこの世の中にあるのかといった存在意義(企業理念といったりします)を表したものです。

変わることのない会社の使命なので今からビジョンへ向かう間もいつもあるものです。継続的に成長できる企業にはミッションがあります。

またGoogleの例をだすと、Googleのミッションは、「Our mission is to organize the world’s information and make it universally accessible and useful」(Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすることです。)
(ソース:https://about.google/)

ミッションは会社の血液のように根底に流れる考え方なので、経営陣がかわったからといって変わるようなものではありません。

たとえば、3年後のゴールである利益目標を達成した場合でも、このミッションに反していたらば価値はないのです。

Googleの例で行けば、どこかの会社を買って売り上げを上げたけれど、情報を整理するどころかわかりにくくなり検索が不便になったので、価値のない目標達成なのです。

  • つぎに戦略です。戦略はビジョンに向かっていくための方法です。会社の今の姿からスタートして、3年から5年程度の決めた時間内に目標にどのように到達するのかといった方法です。

ですからビジョンや目標を達成するためには、戦略が重要になってきます。「誰に」「何を」「どうやって」価値を提供して利益を生むかの方法です

■あわせて読みたい

  • 最後にドメインです。会社が市場の中のどのエリアで活動するかという範囲です。活動する範囲を決めて、その中で人・モノ・カネといった経営資源をつかっていきます。

ちなみにインターネット上の住所表示として使われるドメインとは関係ありません。

ドメインが大きすぎると集中することができずに競争力を失いかねません。反対にドメインが狭すぎると知らないうちに競合企業がドメインの外から現れて、売り上げをとられるといったことも起きかねません。

今の時代、何が競合になるかわかりません。IT企業がトヨタの競合になる時代です。ウーバーの登場でタクシー業界は大打撃、活動範囲をしっかり認識しておかないとあっという間にまけてしまうかもしれません。

民泊の先駆者Airbnbの時価総額は、もはやマリオットやヒルトンをも大きくこえているのです。

日立の樹から感じたこと

日立の樹をご存じでしょうか。

「この木なんの木、気になる木、見たこともない木ですから、見たこともない花が咲くでしょう」という日立のCMにでてくるハワイのモアナルア・ガーデンにある大きな樹です。

知っている人も多いと思います。

日立の樹は以下のような、日立という会社の想いがつまっているということです。

「日立の樹」は、日立グループの総合力と成長性、事業の幅広さ、力強さを、「大地に根を伸ばし、大きな枝を広げ、色とりどりの花を咲かせて実を結ぶ」1本の大樹にたとえたものです。

私は数年前に家族でハワイに行ったときにこの場所を訪れたのですが、大きな樹をささえる幹はとてもとても太かったです。

大きな樹には太い幹があるように、成長する企業にはしっかりとした考え方があります。

それがミッションであり、ビジョンであり、戦略です。

日立グループには日立グループ・アイデンティティという企業理念があり、ここには日立のミッション、バリュー、ビジョンがのっています。

会社のミッション・ビジョン・目標・戦略・ドメインは?

ここまで、ミッション・ビジョン・目標・戦略・ドメインのことなの意味と、これらの会社の基本となる考え方を組み立てることで、それぞれの関係性を確認しました。

会社の基本的な考え方を言葉にする目的は、そこで働く社員がみんなで目指せる「共通の使命やあるべき姿」を示すことにあります。

日々さまざまな仕事をするなかで、いまの仕事が結果的にどのように会社の成長に貢献できるのか、会社はこれからどんな方向にすすんでいくのかをイメージすることは、個人と会社の継続的な成長のためには欠かせないものだと思います。

あなたの会社には、ミッション・ビジョンはありますか?どのように感じますか?

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