ミッション、ビジョン、バリュー、目標、戦略、ドメイン

  • ミッション・ビジョン・バリュー・目標・戦略、ドメインとは、企業にある太い幹です
  • それにより、皆が価値観を共有し自信をもって目標に向かって進むことができます

詳しくは以下のコラムで

企業は生き物

ミッション・ビジョン・バリュー・目標・戦略、ドメインについてです。

先日、家族と日立の樹にいってきました。日立の樹とは、「この木なんの木、気になる木、見たこともない木ですから、見たこともない花が咲くでしょう」という日立のCMにでてくるハワイのモアナルア・ガーデンにある大きな樹です。知っている人も多いと思います。

ハワイのモアナルア・ガーデンにある日立の樹
太い幹に支えられている

そこで、ふと思いました。なぜ日立は日立の樹を育てているのかなあと。日立の樹は日立という企業の考え方を反映しているのかも?と思って調べてみました。すると以下のようにありました。

「日立の樹」は、日立グループの総合力と成長性、事業の幅広さ、力強さを、「大地に根を伸ばし、大きな枝を広げ、色とりどりの花を咲かせて実を結ぶ」1本の大樹にたとえたものです。

この樹はやはり何か気になりましたので、日立のWebサイトを調べてみると日立グループ・アイデンティティというのがでてきました。そこにはこうあります。

(ソース:https://www.hitachi.co.jp/about/corporate/identity/index.html

日立でもうひとつ気になるのが「Inspire the Next」というスローガンです。このメッセージには「次なる時代に息吹を与えていく」という意味が込められているそうです。(参考:日立製作所 企業情報)日立という企業、なにかしっかりとした考え方をもっているような気がしました。見たこともない花が咲くかもしれませんね。

ミッション、ビジョン、ストラテジー

日立の樹は高さ25メートル、幅40メートルもあります。それをささえる幹はしっかりしています。大きな木には太い幹があるように、継続的に成長する企業にはしっかりとした幹があります。しっかりした会社の方針があるのです。

  • なぜ存在するのか(ミッション:使命)
  • あるべき姿(ビジョン:将来像)
  • そこに行く方法(ストラテジー:戦略)

ミッションは、企業の存在意義であり、果たすべき使命です。ミッションがあるから企業はその使命を果たすために存在します。会社とそこで働く人の行動の基本になります。あるべき姿は、ビジョンです。使命を果たすために、どんな企業になりたいのかということです。そしてそこに行く方法がストラテジー、戦略なのです。

マーケティング戦略とは、企業の使命を果たすために、どうやってあるべき姿に行くのかという方法といえます。

ソニーのビジョン

ビジョンはあるべき姿、ミッションを前提にして将来的にこうなるという企業が目指す将来像です。

その意味では夢に近いものでもかまいません。今まで誰も成し遂げることのなかったことにチャレンジするという意味では、その時は周りの人には夢のように聞こえるかもしれません。

ソニー初代ウォークマン

例えばソニーの生みの親である故森田昭夫氏は「いつでもどこでも好きな音楽が聴ける」というビジョンのもとにウォークマンという画期的な商品を生み出したという話は有名です。

森田氏がウォークマンを作ろうと思ったことは、当時の周りの人から見たら「夢みたいなことをいっているな」と映ったかもしれませんね。

ビジョンは何年で成し遂げられるかわかりませんが、それではあまりに手掛かりがりません。そこで夢にたどり着くまでの過程に3年程度の道しるべが必要になってきます。それがゴールであり目標ということになります。

何が競合なのかがわからない

ウォークマンが発売されたころは爆発的な人気でした。でもその頃は、音楽をストリーミング配信で何曲でも持ち運べる時代がくるとは思っていませんでした。ウォークマンの競合が電話になるとはだれが思ったでしょう。

携帯電話がウォークマンの競合になったり、ナビゲーションが携帯電話にとって代わられたり、自動車メーカーの競合が自動運転のITカンパニーになったり、このような事は技術革新とともに起きてきます。ですから企業は自社のドメインを想定することが必要です。ドメインは企業の活動領域を示すものです。懐の大きさというようなもの、どこまでを企業の活動範囲と捕らえるかということです。

ドメインを定義する場合、商品志向(物理的定義)と市場志向(機能的定義)の2つの方向性が考えられますが、どちらに偏ってもいけませんし、適度の広がりと緻密さをもったドメインを定義することが望ましいでしょう。

例えば鉄道会社のドメインで、商品志向の定義が“鉄道の運営”、市場志向の定義が“人々と物資を運ぶ”という場合、製品志向のドメインのみで戦略を考えていた場合には車や航空機その他の交通手段の台頭に気が付かずに企業経営が立ち行かなくなる事もあるでしょう。

もし、製品志向(物理的定義)と市場志向(機能的定義)の両面からみていれば、その他の交通機関の台頭に対応すべきとの判断から戦略も変わったかもしれません。最近は市場を取り巻く環境の変化とそのスピードも速くなってきています。状況によってドメインの修正が必要な場面も多くなっています。

ビジョン、ミッション、バリュー、目標、戦略、ドメイン

企業は生き物です。成長する企業にはしっかりとして考え方、しっかりとした幹があります。

  • ミッション ― 根底に流れる存在意義
  • ビジョン ―  あるべき姿
  • バリュー ― 行動するために価値基準
  • 目標(ゴール)― ビジョンに向かう過程の3年程度のあるべき姿
  • 戦略(ストラテジー) ― 目標、あるべき姿に向かう方法
  • ドメイン ― 活動領域
ビジョン、ミッション、バリュー、目標、戦略、ドメインの関係

まとめ

ミッションとビジョンは組織の進むべき方向を示す考え方の中で最も大切なものです。まずは企業のミッション・ビジョンを明確にしましょう。我々の使命は何だ、存在意義は何だという事を明確にする事は戦略の立案、実効の動機づけにもなります。当然マーケティング戦略を作るうえでも重要な要素です。

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