マンダラート発想法で新しいアイデアを引き出す

  • マンダラートとは、8×8=64のテーマを引き出す方法です
  • それにより新しいアイデアを強制的に引き出し、詳細な目標を設定できます

詳しくは以下のコラムで

新しアイデアを生む

現状認識から問題点を発見して、その根本原因から改善案を作ることはとても役に立ちます。ただ今の状態を基本にして考えるために、多くの場合は過去からの発想になってしまうのが弱点です。

そこで今まで、つまり過去からの発想ではないアイデアを生む必要もでてきます。皆で智慧を絞ることで今までには考えつかなかったような素晴らしいアイデアがでてくるかもしれません。

新しいアイデアを生み出すためには、一生懸命うーんうーんと考えてもなかなか難しかもしれません。そこで強制的にアイデアを発想する方法を使います。強制発想法には以下のような方法があります。

ここでは、マンダラート発想法についてお話ししたいと思います。

マンダラート発想法とは

マンダラート発想法は、9つのマスから発想を広げていくもので、アイデアの発想以外にも情報や方向性の整理、目標設定などに幅広く活用できる方法です。もともとは、以下のような仏教の中でも特に密教で考えられている世界観を図に表した“曼荼羅”からきているということです。

曼荼羅のように中心から放射状に発想を広げていく方法であり、マンダラート(マンダラチャート)とよばれ、ビジネスでも幅広く使わ実際にやってみようれています。マスを使い強制的に埋めることによって発想を膨らませるという点では2×2マトリックス法にも似ています。

実際にやってみよう

では、実際にマンダラート発想を使って考えを拡げてみましょう。まずは3×3のマス目を用意して、そこの真ん中にこれから検討したいメインテーマを書きます。

ここでは、すこしビジネスから離れて、私がこれからの人生をどう過ごしていくかということを考えてみたいと思うので、真ん中に「これからの自分」と書きました。

メインテーマを書いたら、その周りの8つのマス目に浮かんだものをどんどん書いていきます。書く内容には細かいルールはありませんが、メインテーマの重要と思えるポイントを書いていくのが良いと思います。ここで大切なのは8つのマス目をすべて埋めるということです。あまり考えすぎずに、強制的に発想して入れていきましょう。私は「これからの自分」というメインテーマにおいて、以下のようにマス目を埋めました。

マンダラートを展開する

メインテーマとその周りの8つのマス目を埋めましたを。8つの切り口ともいえますが、今度はこの8つの切り口を更に展開します。マンダラートの面白いところは、さらに展開できるということです。

更に展開するには、メインテーマの周りに埋めた8つの切り口から、まずは1つを選びましょう。

1つを選んだら、同じように選んだ切り口を中心に置いた3×3のマス目を用意して、その周りの8つのマス目を埋め込みます。

私の場合は、「これからの自分」というメインテーマの8つの切り口の中で、右上にある「ワクワク」を選び、選んだ「ワクワク」を中心にした3×3のマス目に、以下のような8つを埋め込みました。

この段階までで、すでに「これからの自分」に関する新しい8つのコンセプト・キーワードを得ることができ、更に「ワクワク」に関する8つのコンセプト・キーワード得ることができました。このように、メインテーマについてのアイデアの元となるコンセプト・キーワードから段階的に数多く得ることができるのマンダラートの良いところです。

さらに多方面に展開する

さらに多面的に展開します。はじめに3×3のマンダラートを作成し、次に8つのマスそれぞれを中心とした新たなマンダラートを計8つ作成します。

そうすることで最初のメインテーマの周りの8つとその周りにある8つ、つまり8×8=64のアイデアを得ることができます。中にはアイデアをなかなか発想しにくい切り口もあるかもしれませんが、普通では発想できないような意外な視点からのアイデアを得ることができるかもしれません。

大谷翔平選手が高校時代に作成したマンダラート

このようにマンダラートは、アイデアを発想したり、目標設定に活用したりできる、シンプルで使いやすい方法です。ところで投手と野手の二刀流の大谷翔平選手が高校時代に作成した目標達成表にもマンダラートが使用されていたそうです。

高校生でこの目標設定ができるというのは、驚きですね。

引用元:NEWS PICS https://newspicks.com/news/893396/body

マンダラートのテンプレート

マンダラート発想法を身につけることでイノベーティブな発想を生むことができるようになるばかりか、仕事の幅が広がったり、戦略的な思考が強まったり、説得力が高まったりするかもしれません。

以下に、テンプレートを用意しましたので使ってみてください。メインテーマの「これからの自分」に、あなたのメインテーマを書いて、放射状に8つの切り口を展開できます。

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